ストレスは、人が生きていく上で誰もが経験する共通の現象です。
「ストレス」という言葉を聞くと、様々な考えや感情が浮かんできます。
仕事のプレッシャー、複雑な人間関係、将来への不安など、緊張を生み出す外的要因にも関連しています。
ここではストレスの原因を解説しつつ、メンタルが強くなる方法を紹介していきます。
ストレスとは何か
ストレスと聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
忙しすぎる仕事、複雑な人間関係、将来への漠然とした不安…etc
ストレスの原因自体はこれだけではありませんが、ストレスとは簡単に言えば外部から受けた刺激による緊張感のことです。
今日は雨が降っていて嫌だ、工事の音がうるさい、風邪をひいてしまった、足をぶつけて痛い、なんていうのも私たちのストレスを与えている原因です。
就職や進学など新しい環境にドキドキする、これも外部からの刺激なので言ってしまえばストレスです。幸せなはずの結婚だって環境の変化なのでストレスになります。
そう考えると私たちは常に多くのストレスにさらされていると言えます。
ストレスを感じた時に起こること
ストレスを感じた時私たちの体にはどんなことが起こっているのでしょうか。
ストレスを受けた直後の私たちの体はチョーク状態になり自律神経のバランスが崩れ、その結果体温や血圧が低下してしまいます。血の気が引くと言うのはことなのでしょう。
しかし人間はストレスを受けてもそれを乗り切る力を持っています。それはストレスを受けショック状態になった反動からアドレナリンが分泌されるからです。
その結果、体はストレスに適用し対抗しようとしだすので、私達は大抵のストレスを乗り越えたり跳ね除ける事ができます。
しかし、いつまでもストレスを跳ね除ける力が続くわけではありません。体力が尽きるようにストレスに対抗するエネルギーもそのうち消えてしまいます。
すると私たちはストレスに負けてしまい心や体調のバランスを崩してしまうことになります。
私たちはストレスを乗り越える力を持っていますが、それがいつまでも続くとは限りません。
「心も体も休める時間が必要なのです。」
ストレスに強い人弱い人の違いは、同じストレスでも外の刺激から感じるストレスの度合いが人によって違うためです。
同じ出来事で、ストレスを受けて体調を崩すほどストレスを感じる人もいれば、何事もなかったかのようにけろっとしている人がいたりします。
どうして人によってここまで差が生まれるのでしょう。それは元々の性格によってしまいます。
一般的に根が真面目な人や我慢強い人、競争心が強かったりせっかちな人はストレスを感じやすい傾向にあり、逆に社交的で楽観的な人はストレスを感じにくい傾向にあります。
なので自分の性格に合わせて、ストレスとの付き合い方を考えなくてはなりません。
ストレスに強くなる考え方
あっけらかんとした開き直りのような人ではなく、自然とメンタルが強い人には特徴があります。
- 勉強していて知識量が多い
- メタ認知に長けている
- 困難から逃げずどうやって突破できるか考え実践し成功体験にする
メンタルを強くする方法や考え方は、人によってかなり異なるため参考になるものは人それぞれです。
本当に困難な場合や理不尽な場合は、より悪くなる可能性が高いのでさっさと逃げましょう。
勉強をする
人間は困難な状況になると、視野が狭くなるように出来ています。
勉強をして知識が増えると、物事を俯瞰的に捉える安くなります。
いわゆるメタ認知能力であり、物事をRPGゲームのように神視点で見る事が出来るようになるため、視野が狭くなりにくくなります。
理想は心理学、精神医学、歴史この辺りを勉強しているといいです。
学びを深めるとわかりますが、人間は褒められるよりも、否定する意見の方が気になってしまう生き物です。
なので、悪口や、批判が強い人がなぜ存在するのかを理解するのも重要です。
人間は基本的に向上心を持つ生き物で、向上心は競争によって成り立ち、他人と自分の比較をして成立します。
通常、他人に勝つとドーパミンが出て嬉しくなります。
しかし、自分が努力しなくても、他人を蹴落とす事で競争に勝ったつもりになれる人がいます。こう言う人はまともな人間ではないです。
まともな人間は、自分が努力する事によって他人に勝って優越感を感じます。そして、相手のことは見下さず、とやかくも言いません。
相手を貶めようと文句を言ったりする人は、全体の5%程度で、嫉妬したり妬んでる人がほとんどです。
思い返してもらえばわかりますが、学校でもクラスに1,2人はこういった人が居たはずです。
彼らは人間の屑みたいな人ですが、小さくかわいそうな人間で、現実の世界でかなり苦しい状況だったり、あまりにも現実が充実してないので、他人を攻撃してマウントを取ってドーパミンを出して快楽を味わうしか楽しみがないため、こういった行動をしています。
これがわかっていれば、「ああこの人は可哀想な人なんだな…」と哀れみの心が湧いてくる事さえあるわけです。
歴史を学んで人間の醜さを学ぶと「人間ってこんなもんだなあ」と思うようになり、一々気にしなくなります。
ポジティブに考える
あなたが何かに失敗してしまったとします。そんな時どんなことを思いますか?
「失敗して恥ずかしい、自分は出来ない人間だ。」
当たり前ですが、こう言った考え方をする人はストレスを溜め込みやすい傾向にあります。
しかし、ポジティブな人は「何かに失敗しても失敗したけどいい勉強になった次も頑張ろう」と前向きです。
確かにこんな風に考える事が出来たらどんな出来事も明るく乗り越えてしまいますが、急に考え方を変えることも難しいものです。
相手が嫌なことを言ってきた場合、ポジティブ思考の練習台だと思って、言われたことに対して即時に良い事を言い返すゲームにしてしましょう。
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課題の分離
大切なことは、自分と他人は全くの別物であり、行動も考え方も別物です。
他人の目を気にする必要はありません、自己評価を積み上げ生きていくことが重要です。
オンリーワンを目指す考えをしていきましょう。
ただし気を付けたいのは、ポジティブな人は当事者意識が低い傾向があります。
例えば、「文句や批判を言われたけど、これを言っている人は皆特定の傾向があるから意見の内容に関わらず頭が悪い人が僻んでいる」といった感じに、自己正当化するために物事を歪曲して認識していたり、「職場でミスして嫌な事言われて何もしたくない、でも来月みたい映画あったしそれまで頑張ろう」みたいに、自分は関係ないと物事を他人事として捉えていたりします。
多くの場合、先天的なものか幼少期の経験だと思いますが、勉強を深めたり成功体験を積む事で考え方を変化させて行く事が可能です。
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生活習慣でも強くなれる
ストレスに強くなる方法として、生活習慣を見直すことも有効です。
- 睡眠中の自律神経やホルモンのバランスを整える。
- 食事を見直し満遍なく栄養をしっかりと取る。
- 中強度以上の運動を定期的に行う。
- こまめな水分補給をして体の巡りをよくする。
- 体を冷やさないようにする。
例えば睡眠中の自律神経やホルモンのバランスを整えることで、前向きな思考になります。もしも十分な睡眠が取れていなかったら、翌日に前日の疲れを引きずることになります。
昨日の疲れを引きずるという事は緊張やストレスを持ち越すという事、それが何日も続けばストレスは溜まっていく一方です。
性格は変えられなくても生活習慣は割と簡単に変えることができ、ストレスに強い心と体を手に入れることができます。なので参考にしてみてください。
何かとストレスを感じやすい現代社会、ストレスの仕組みやストレスに強くなるための方法を知る事がストレスと上手に付き合っていく上で欠かせない事だと思います。
ストレスを寄せ付けない明るい気持ちを持ち続けていきましょう!
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