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アドラー心理学 心理学

他人の目を気にしない3つの方法|課題の分離

2021年5月26日

世の中には人のことなど気にせず、やりたいことを自信満々で行う人がいます。

逆に、生まれつき人にどう思われるか気にする性格なので人目が怖い。という人もいると思います。

「人間 恐怖 2つ」とかで検索すれば出て来ますが、ジョセフ・マーフィーいわく、人間に先天的に備わった恐怖というものは2つで「高いところから落ちる」と「大きな音に対する恐怖心」のみです。

人間は後天的に生まれた恐怖心は克服する事ができ、それ以外の恐怖に当たる「他人からどう思われるかという恐怖」は後天的なものなので取り除くことが出来ます。

とはいえ、日本の教育は減点法をベースに他人から良い評価をもらう事を主眼においているため、自己肯定感を育むように出来ていないので難しい問題です。

他人の目を気にせず生きている人は非常に少なく、日本人全体の1割以下だそうです。ではどうすれば他人の目を気にしなくなるのでしょうか。

誰も気にしていない

2022年、日本の人口は1.2544億人います。

思い返してみればわかりますが、コレだけの人間がいる中で、道ですれ違った人が何をしていたかなど覚えていません。

周りから見ればあなたも他人の一人で、一々何をしてたかなんて誰も気にしていません。

それどころか実際は知人でさえも気にはしておらず、話をしても本音は思いつきで話しをしているものです。

同じ批判をされるなら自分のやりたいようにやり、自分の生きたいように生きた方が得策です。

嘘だと思うのであれば他人の言う通りに1年間生きてください。おそらく物凄く不安な状態になるはずです。

やりたいことが出来ない上に、他人はあなたの事を考えている訳ではなく、思いつきで話しているからです。

友人に相談した際の返答などもそうですが、基本的に他人の回答など適当なものです。なので一々真に受けている事で損をしています。

結局自分以外は誰も気にしていないので、何かあっても「まいっか」と思うようにして生きましょう。

自己コントロールと他者コントロール

他人がどう思うかはコントロールできませんが、自分の行動はコントロールすることができます。

いわゆるアドラー心理学における「課題の分離」です。

これはビル・ゲイツなど多くの成功者が実践しているもので、課題の分離とはその名の通り自分の課題と他者の課題を明確に分けること
です。

何かを発言した時に、肯定されるかも知れませんし、否定されるかも知れませんが、他人の感覚をどうこうすることは不可能です。

しかし、自分が何を発言をするのか、という行動の自由は自分で決めることができます。

つまり自分がコントロールできるのは「自分の行動だけ」であり、それを理解出来ていないのは、ただのわがままだと言う事です。

こんな当たり前のことが大事なのは「コントロールできないことをコントロールしようとするのはストレスになる」からです。

そして人の目が気になる人は、他人というコントロールできない物をコントロールしたいと思っているのです。

自分の行動に集中する

まず自分がやりたい事を明確にしましょう。そして自分が何をしている時が楽しいかを見つける必要があります。

コレは文章化していくと気付きやすいそうなので、マインドマップなどを使ってみましょう。

やるべき事を明確にし自分の行動に集中しましょう。アドラー心理学における目的論です。

他人にどう思われるのかを気にして行動出来なくなっては元も子もありません。他人の評価を気にしだすと自己嫌悪からくる負のスパイラルに突入しやすいのです。

ここで対処できるのが、自分が行動を起こしたすぐ先の事をゴールにすると言うものです。

こうする事で、行動と行動の結果をサイクルで回しやすくなり、改善効果が生まれます。目的論をイメージすれば分かりますが、目的を定義し「目的に沿った行動」を明確にすれば、自ずとそれに即した行動を取るはずです。

また、行動した事をゴールにして行動出来た自分を褒めていき、評価基準を自分が取った行動にすり替え、行動そのものを促すといった方法もあります。


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