学習 行動力

習慣化するためのやる気の考え方|すぐに行動するために

2023年10月10日

基本的な考えとして、やる気を起こす方法というものは無く、「やる気」を待っていても永遠に降って来ることはありません。

なので、やる気を起こすのではなく、「実際に行動に移すためのアプローチや戦略」「いかに行動するか」「行動をし易くするか」が重要です。

少しの行動で変化を促す

人間の脳には可塑性が備わっているので、いきなり大きな変化を嫌います。

いきなり大きな変化をしようとせずに小さなアクションから始めていけば良いのです。

小さいアクションは面倒くさがりの脳でも対応できます。

「テキストを開く、PCの電源を入れる」この程度の些細なことで構いません。

行動するようになるには、まず物事のとっかかり(初動)を行うことがポイントになります。

行動してから考える

やる気が出るには側坐核を刺激する必要があります。

側坐核のスイッチは自動ではオンになりません。

何らかの行動を起こす事で刺激を受けドーパミンを放出します。

行動に着手することでようやくスイッチが入るのです。

側坐核へのアプローチは少しのだけでも機能します。

仕事や勉強を少しやり始めるとやり続けるのはこのためです。

考え過ぎは大敵

行動できるようになるには「行動量」を増やし、その後に「行動の質」を上げることがポイントです。

「仮決め・仮行動」のスタンスで行動しましょう。

例えば筋トレを始めたいけど、「ジムに通おうか、自宅で行おうか、服装はどうしようか」などと迷っている人は、とりあえず動きやすい服に着替えて、その場で適当に腕立てや腹筋を10回して下さい。

これぞ仮決め・仮行動です。

この行動の結果、筋肉痛になるのか、物足りないかなど、行動して得られた結果が成果です

この成果をもとに「負荷が足りないならジムに通う」「筋肉痛になったのであれば1週間に行える量を考える」など、ほんの少しの行動で側坐核が刺激されてドーパミンが出るので、今後どうするか決断がしやすくなります。

同じ場所で同じことをする

習慣化に大切なことは、場所と行動です。

同じ場所で特定の仕事や勉強をしていると、アンカリングと呼ばれる効果で、その場所に行くとアイディアが浮かんだり集中できるようになったりします。

屋外でのランニングが習慣化しづらく、ジムでの有酸素運動が習慣化しやすいのはこのためです。

アンカリングを場所だけでなく、時間にも有効です。

なので「平日の夜にスタバで本を読む」など、時間帯も決めるとより継続効果が出やすくなります。

アンカリングはタスクを繋げる事ができるので、既存で習慣にしている事の後に、新しく習慣にしたい事の最初の行動を明確にすると習慣が連結します。

最後に

やる気が起きるのを待っていても、永遠に行動することは出来ません。

多くの成功者が習慣を重要視しているのは、「まず動くこと」でやる気は後からついて来るからです。

何となく気乗りしない時は気合いを入れることを意識するのではなく、コーヒーを買いに行くなど少しだけ体を動かしてみて下さい。

ちょっとしたアクションでも行動の源となる行動に繋がり行動力が大きく変わるきっかけになります。

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