たまに話を聞く、自身の母親が電話でヒステリーを起こす、いわゆるヒス女と言うケースです。
親の年齢になればシンプルに更年期障害かも知れませんが、多くの場合、心理学的で言う「投影」をしています。
核心に触れたくない事や、解決しない問題に向き合わない代わりに、別の場所で文句を言って発散した気になっているのです。
自分の価値を感じられないからこそ、電話先で安全圏から大声を出すことで相手をやりこめて優越感を感じ、一時的に自分の価値を感じられます。(優越感と劣等感はほぼイコールです。どちらかを持っていれば、必ずもう一方も影響されます。)
こういった人達は、意識的にしろ無意識的にしろ、自分に都合の悪い情報を捏造しているので、まともに話を取り合う必要は有りません。
SNSなどで重要な情報が抜け落ちて文句を言っている人も、同じ傾向が見られます。
どうにかしてあげたい場合「この人はきっと幼少期にろくでも無い目に遭ってきたんだな」と理解し、今後の人生がどうしようもない、可哀想な人として理解して接する必要があります。
ではこういった人たちの特徴を見ていきましょう。
怒りっぽい人
怒りっぽい人の多くが自分を責めていたり嫌っていたりします。
自分で意識していない人も多いのですが、怒ってばかりで他人に当たり散らす自分が嫌いなのです。
「攻撃は助けを求める声」ともいわれます。誰かに嫌われたり、攻撃されたらその人から離れればいいのですが、自分自身を嫌って攻撃していたら、逃げ場がなく休まる事がありません。
なので、本来は自己矛盾を抱えたどうしようも無く可哀想な人間なのです。
癇癪を起こす人
癇癪を起こしている女性の多くは、「人には人それぞれの異なった考えや価値観がある」という事が理解できません。そして、この違いが、親族や配偶者が同じ価値観を持っているとは限らない事も理解出来ないのです。
会社勤めで働いていれば「価値観」の違う人に出会った時に、組織やチームでどう付き合っていけば良いのか考える必要が出てきます。
仕事には根本に「共通の目的」があり、「目的」を達成するための方法や対策を検討し実行することが仕事です。
個人の価値観が仕事の「目的」に影響すべきでは無いのです。
しかし、相談を受けるようなヒステリックな人の場合、相手が専業主婦やパートタイマーなど、仕事に共通目的がなく、社会性が低い事が多いです。社会性の発達が見込めないので、共感して欲しいと言う基本的な心理が優先され、いきすぎた価値観の押し付けや大声で相手を否定する事を平然としているのです。
アドラーの格言で有る「人の行動はすべて目標によって決まる。」を意識して行動すると、問題解決的な行動はできますが、こう言った手合いの人たちは結構な年齢であり、変化や行動をとる事を極端に嫌う傾向があるので、どうしようも無い可愛像な人間でしか無いままであることがほとんどです。