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一年をもっと生き生きと感じる3つの方法

最近の研究によると、日常的に感じる「畏敬の念」が、心を研ぎ澄まし、生きている実感を与えてくれるそうです。不思議なもので、畏敬の念を感じることで、私たちはより優れた思考力を持つようになるのです。

しかし、「畏敬の念」って何を意味するのでしょうか?

畏敬の念とは、自分より大きな何かに出会った時に感じる、あの特別な感覚です。

夕暮れ時に空を見上げて、思わず息を呑むような瞬間。現代人は日々の忙しさに追われて、そんな瞬間を見過ごしがちですよね。

「じゃあ、美しい景色を求めて旅に出るべき?」って思うかもしれません。

これは現実的ではなく、持続可能じゃありません。楽しい体験を追いかけ回すことが、「より生きていると感じる」ことには繋がらないのです。

もっと充実した日々を送るために出来ることがあります。

特別な旅行や非日常的な体験がなくても、日常の中で畏怖の念を感じることはできるんです。

今年は以下の3つのことをすれば、より生きていることを実感できるでしょう。

1. 気の向くままに旅に出かける

これはお勧めしきれません。

思い切って荷物をまとめて、見知らぬ土地へ向かいます。

車で何百キロも走って、毎晩違う街で目覚める—そんな贅沢な時間を重ねてきました。

「車を持っていない」「時間がない」そんな方も大丈夫。車がなくても、時間がなくても、旅はできます。

数日間の小さな冒険だって、十分素敵な体験になります。数日間旅をして、また戻ってくればいいのです。

旅の醍醐味は目的地じゃないんです。見慣れない景色、初めての出会い、予期せぬハプニング—そういった「新しいものに触れる」ことが、旅の本質です。

最近は誰もが「習慣化」や「ルーティン」に夢中ですよね。確かに、一貫性は重要なのでこれは良くわかります。

しかし、目新しさも重要も重要です。「新しいこと」にチャレンジする勇気も、同じくらい生活における資金石です。

とにかく五感をフル活用して下さい。私の経験では、気の向くままに旅をするのが特別な体験への近道です。

2. 自分を癒してくれる3つのシンプルなことを見つける

不思議なもので、心が落ち着いてリラックスした状態にあるとき、より生き生きとした気分になります。

仕事が忙しすぎてストレスが溜まっていると、今この瞬間を味わうどころか、目の前の景色さえ目に入らなくなります。

休暇を取るのはいいことですが、いつでも取れるわけではありません。

そこで最善の選択肢は、自分を癒したりリラックスさせたりするシンプルなことを3つ見つけましょう。

お気に入りの茶葉でいれた一杯の紅茶。リピート再生したくなる思い出の一曲。静かな瞑想の時間。どんな小さなことでも、あなたの心を優しく包んでくれるものなら何でもいいんです。

古代ローマの賢帝、マルクス・アウレリウスはこんな言葉を残しています

「幸せな人生に必要なものはごくわずか。それはすべて、あなたの中に、あなたの考え方の中にある」—マルクス・アウレリウス

日々の喧騒の中で、ほんの少し自分だけの「静寂の時間」を自分に与えれば、それは必ずあなたの聖域として機能してくれるはずです。

3. コンテンツ消費を減らす

コンテンツ消費が私たちを受け身にし、怠惰にし、そして中毒にしている。そんな疑念、的中しています。

私も最近コンテンツ消費を大幅に見直しました。

長年愛用していたYouTube Premiumも解約しました。

YouTubeで途方もない量のコンテンツを消費してきた自分に、ちょっと待ったをかけたんです。

もしあなたがSNSヘビーユーザーなら、SNSをしばらくは使わないことをお勧めします。

今、私が消費しているコンテンツは、もっぱらオーディオがメインです。

何年も遠ざかっていたポッドキャストに再び手を伸ばしています。もちろん、本や記事を読むことは変わりません。これが昔から変わらない私の「デフォルト設定」です。

映像コンテンツからの脱却は必須です。

多くの人はすでに十分なコンテンツを見ており、「観る」ことに疲れています。

その時間を、自分の目標達成のために時間を使いましょう。

もっと行動するために「観る人」から「する人」への転換が人生を変えます。

新しい年は新しいチャンスの時

「今が何月か?」そんなことはどうでもいいんです。

今年をより生き生きと過ごすかどうかは、いつだって自分次第です。

年が明けたばかりであろうと、終わろうとしてても、何かを変え始め、変化への一歩を踏み出すのは、あなた自身の選択です。

「まだ1月だから、新しい習慣を始めるにはちょうどいいタイミング!」なんて考えがちですよね。

だから、もしあなたが新しい習慣を身につけたいと思っていて、まだ1月なら、それは素晴らしいことです!

頑張ろう。しかし、たとえ月の半ばであろうと、年の最後の月であろうと、自分の人生と幸福を向上させるために始めることはいつでもできる。セネカは言った:

たとえ月の半ばであろうと、年末であろうと、自分の人生と幸福を向上させる変化はいつでも出来ます。古代ローマの哲学者セネカの言葉を借りれば:

「生きている限り、生き方を学び続けよ」—ルキウス・アンナエウス・セネカ

毎日が、より生きていると感じるための新たな機会の連続です。

人生を活性化させるために新年を待つ必要などありません。変化をもたらす力は常に「今」にあるのです。

今この瞬間から、新しい一歩を踏み出して下さい。

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