職場に一人おかしな人がいて、最初はその人だけがおかしいから、そこだけなんとかすれば大丈夫…と考える人は少なくありません。
しかし、時間が経ってわかるのは、人としてまともな人は辞めていくので、おかしな人に迎合する人間しか残りません。
その結果、職場の人間全員を嫌いになり、話したく無いどころか、同じ空気を吸いたく無いレベルの居心地の悪さを感じるようになります。
職場は社会主義的
職場というのは似た者同士が集まる環境か、社会主義的な環境です。
よく「会社は似たもの同士の集まり」と例えられる通り、ある程度の会社はその通りです。
ただ、1人人格障害の人がいたら、周りも皆そうかと言えばそんな会社ばかりでもなく、問題のある人に対して年齢的な忖度やゴマすりで相手を立てている環境も多いのです。
多くの会社の実情は社会主義のような環境で、強烈な同調やゴマすりをするのが日常的に正しい選択だったりします。
客観的に見て、一人おかしな人が居るだけと思っても、周りがそれに迎合していけば、連鎖的に全員嫌いになっていきます。
そして顔も見たくなければ、会話もしたく無い状況になります。
こういった環境に曝され続けると、「自分が正しい」という考えが強気な態度に出てしまい、逆に人間関係がギクシャクしていきます。
結果として自分の評価を落とす事になるだけでなく、自身の心身を蝕んできます。
ここまで環境が合っていない場合、「あなたは職場の他の人たちと違うカテゴリーの人間」という事になります。
これは転職する以外対処方法がありません。
人間性で嫌いになる
上司は別ですが、仕事が出来る出来ないで長期的に他人を嫌いになることはあまりないでしょう。
人間を嫌いになる時の多くのケースは、相手の人間性です。
例えば、不平不満を四六時中言っている人や、それに同調しているだけのゴマすり社員、ろくに職場環境に目を向けず横柄なだけの上司、社会的な時流が読めず方向感が出せない役員、などストレスが溜まっていくだけの連中がゴロゴロしていれば、その人たちとコミュニケーションを図ろうとは思いません。
彼らに対して不信感を持つ方が正常な反応です。
不信感を抱く相手との会話を避けたくなるのは自然な反応です。
今の職場に留まるのであれば
辞めないで今の職場に残ることにこだわるのであれば、嫌いな人達と接する時間を減らすしかありません。
- 休憩や定時後は必ず職場の人間のいないところに行き、物理的に距離をとる。
- 次の仕事の仕方や段取りを完璧に考えておく。
- 異動を申しでる。
段取りで、最低限のコミュニケーションを心がけ、素早く仕事を終える事を意識するしかありませんが、正直、化物級のヤバイ人がいる場合、異動以外どういった方法をとっても距離を取りきれないです。
また異動先が今の組織よりマシだという保証もありませんし、多少マシでも会社の状況が悪くなればまともな人間性の人から辞めるのは覚悟しましょう。
自分が嫌いな場合、相手も嫌っている
自分が見ている場合は、相手にも見られています。
なので、自分が相手を嫌いな場合、相手も自分を好きではない可能性が高いです。
職場というのは多くの場合、社会主義に似た思想で成り立っています。
なので、相手は無意識にゴマすりや同調をしているので、それを見て嫌悪感を抱いてしまうと、条件反射で相手に対する嫌悪感が出ている時があります。
相手にどう思われても、まずは自分のストレスを軽減することが重要ですが、会社に残る場合、不当に評価を落とされるはずなので、心構えを決めておく必要があります。
さっさと辞める
個人的には辞めるのであれば、早い方がいいです。
業績が悪くなる初動あたりから、退職に波が出来始めるので、それに乗る形が一番自然です。
業績が悪かったり、仕事のやり方が上手くいっていない環境に残っている人のヤバさは次元が違います。残っていても精神的に痛い思いをするだけです。
どんな大きな会社でも、職場環境に残っている人と異なる指向性の人は、遅かれ早かれ辞めていきます。
会社に見切りをつけるタイミングを計るのも一つの能力です。
結局のところ、人間の悩みの多くは人間関係でしかありません。
人間関係を円滑に進められない相手とは距離をとる以外になく、それが取りきれなくなった場合、潔く辞めるしかないのです。