在宅勤務を初めて感じた人も居ると思いますが、自宅で仕事すること自体がスキルです。
COVID-19の流行により、多くの人々にとって、仕事は自宅で行われるようになりました。
通勤時間が無くなり、自宅の冷蔵庫から好きな食べ物を自由に食べられるという利点もあります。
しかし残念なことに、多くの人が、長時間PCにログオンすることを強要され、オフィスのようなダウンタイムや休憩タイムがない事もまた事実です。
「Zoomの無限ミーティングや、棚上げしている質問メールや上司への要求」などを考えていて、上手に休憩を取ることを考えていません。
それどころか、次のビデオ会議に参加する前に、コンビニ飯で昼食をさっと済ませ、家の周りを軽く散歩する事を贅沢だと考えています。
その一方、休憩を大事にするという優先順位を付けていたとしても、欲しかった物を2時間もかけて検索したり、辞めていたゲームを再開したり、ネットサーフィンをしたりと、脱線することもあります。
窓の外を眺めたり、犬と寄り添ったりするのをやめていると、怠惰になったり、罪悪感を感じたり、意志力に負担を感じたり、物事を論理的に考える事が不可能なのではと?と感じたりもします。
瞑想をしたり、ごろごろしたり、Instagramのストーリーをいくつか見てみたり、窓の外を眺めたり、友達にテキストメッセージを送ったり、上記のどれもしない方がいいのでしょうか?
休憩は集中力を高め、人間のバッテリーを充電し、生産性を向上させ、より幸せになることは言うまでもありません。
小休止を大切にする7つの方法を紹介します。
基本中の基本、どんな休憩も休憩なしよりは良い
まず、キッチンの前で冷えたパンを食べながら昼食をとるのが日課になっている人は、休憩を取る方が、力を出し切るよりも良いという事実を理解しましょう。
オーストラリアのチームが過去に調査した研究では、5パターンの休憩時間を比較しました。
この実験の課題は、全員が45分間の持続的注意を必要とする作業に集中するように求められます。
参加者は途中で5分間休憩して、携帯電話で遊んだり、静かに座ったり、コールドプレイの曲を聴いたり、コールドプレイのビデオ(どうやら研究者でさえクリス・マーティンに夢中らしい)を見たり、曲とビデオのどちらが良かったかを選んだりしました。
全く休憩を取らなかったグループと比較した結果、どのような休憩条件だったとしてもパフォーマンスは向上したのです。これは理にかなっています。
例えば、5時間連続で微分積分を勉強した結果、実際にどれだけの生産性が得られるでしょうか?
静かであろうと、騒がしくなかろうと、思慮のないことであろうと、何もしないでやり続けるよりは休憩した方が良いのです。
仕事とは違う事柄で休憩しよう
多くの人にとって、デスクトップのディスプレイを見るのをやめるということは、代わりに携帯電話を見ることを意味する可能性が高いです。
YouTubeを見たり、Twitterをスクロールしたり、最新の漫才やコントを見ることもできます。
楽しいですが、これは実際のところ別の画面に遷移しただけです。
同じことの延長線上にある物を見るのではなく、代わりに、仕事とは180度違うものを試してみてください。
体を動かすか、外に出る、またはその両方です。
着替える必要も、シャワーを浴びる必要も、大きな出来事にする必要はありません。
犬や猫と寄り添うだけでも効果があります。
休憩が頻繁に脱線するような場合、休憩を取ることで仕事に対するマインドを維持する
たった5分間のTikTokのはずが、3時間の無駄な時間に変化していませんか?
休憩が頻繁に脱線するようであれば、仕事とは関係のないことでも、生産的な思考を維持できるような、素早く簡単な休憩にしましょう。
食器洗い機の取り外しやAmazonでの買い物など、個人的なToDoリストを作りチェックしてみましょう。
締め切りが迫っていても、何かを成し遂げているように感じます。
仕事を避けるためにこのようなことをするのは、「生産的な先延ばし」と呼ばれますが、郵便物の仕分けや、十分な駐車場がある公園をネットで探すような、生産的でありながら簡単な作業は、休憩にぴったりです。
頭脳をあまり必要としない生産的なタスクでも、仕事と対照的なものであれば、仕事の習慣から抜け出すことなく、効果的にギアを落とすことができます。
小休止しましょう
休憩時間は複雑に間隔を取ったり、長くしたりする必要はありません。
特に勢いを失わないためには、1分以下の小休止が必要になります。
メルボルン大学の研究者たちは、参加者に、細心の注意を要する退屈な作業、具体的には 「3」 以外の数字がコンピュータ画面に表示された時に、コンピュータのキーを押すという退屈なタスクを完遂するよう求めました。
作業の途中で、参加者の半分はコンクリート屋根の建物の写真を40秒間だけ見せ、残りの半分は花が咲く緑色の屋根の写真を40秒間見せました。
緑の屋根を見た人は、その後の作業でミスをすることが少なく、小休止と緑色の屋根の両方を賞賛するくらい、作業がうまくいったのです。
昼下がりのスランプを午前中の休憩に変える
私たちのほとんどは、午後3時の昼下がりの間、スナック菓子のキャビネットに行ったり、お気に入りのミュージシャンの曲を聴いたりしていますが、米誌「応用心理学ジャーナル」の調査によると、午前中の休憩の方が生産性が高いことが分かりました。
これはなぜでしょうか?
基本的に午後3時には、あなたはすでに疲れ切っていて、頭を使わない管理作業やメールの受信箱の整理にしか向いていません。
なので、多くの人は午前中の方が集中力が高まるので、午前中に集中力のいるタスクを消化してしまうか、10時か11時くらいに休憩を取って、生産性のピークを延ばしましょう。
流れを断ち切らない
休憩は素晴らしいものですが、タイマーに従順に従う必要はありません。
仕事がうまくいっているようであれば、自分の調子はアドレナリンと同じくらい速く流れています。
夢中になって時間を忘れていても、そのまま頑張ればいいのです。
無理に「休憩すべきだ」 と思って休憩してはいけません。
休憩についての秘訣は、無理に本筋で行なっている事の流れを断ち切った場合、止める前に流れていたエネルギーを取り戻すのが難しいという事です。
楽しそうに走り続けているのであれば、ブレーキを踏む必要はないので走り続けましょう。
休む時が来たら、本気で休む!
仕事が終わったら、本気で休んで下さい。
仕事の間メールに縛られているのであれば、週末や少なくとも日曜日の夜までメールを放置しておきましょう。
夜や週末を利用して、ToDoリストを片づけたり、仕事から完全に離れてしまうような活動をしたり、友人や家族に会ったりしましょう。
猫や犬に触発されるのもいいです。彼らは休んでいるときは、しっかり休んでおり、メールをチェックをしたり、月曜の朝のことを考えたりしません。
動物は日当たりの良い場所を見つけ、それが唯一の議題であるかのように休みます。なぜなら、これが唯一の課題だからです。
まとめ
全てを要約すると、近所の周りを散歩したり、最新のパズルを完成させるのに最適なピースを見つけたり、買い物リストを作って生産性を維持したり、もちろん、コールドプレイを聴いたり、CMソングをくちずさんだりしながら、休憩が必要かを自分に訪ねましょう。
必要であれば、さっそく休憩を取るように自分に言い聞かせ、すぐに小休止をとってみましょう。
休憩の取り方を間違えたとしても、休憩を取ってよかったと思うことにし、次に休憩を取るときに適切な時間と内容を鑑みれるように休憩内容を考察しましょう。