やる気や行動を促す上で、様々な研究で言われているのが「最初の5分やる」事です。
研究によっては最初の5秒動くだけで良い、と言っているものもあります。
やる気は生み出すものではありません。自分から行動しなければ芽生えないのです。
「体が先、思考が後なのです。」
やる気が起きない理由はとてもシンプルで、「やらないから動けない」のです。
簡単に脳のやる気をONにするスイッチは無く、やる気はスイッチではなく、エンジンだと考えて下さい。
最初の数秒、あるいは5分程度を我慢してやる事に向き合い、行動を起こすと脳のやる気エンジンが動き出します。
「やりたくない」という本能的な感情の脳(大脳辺縁系)の活動を抑え込んでくれる理性の脳(前頭葉)が動き出すまで5、6秒かかると言われています。
人間は線型思考であり、脳は一度その行動を始めると、のめり込んでしまう性質があります。
淡蒼球と呼ばれる脳の部位が関係しており、淡蒼球を刺激するには体を動かして行動することが重要です。
多くの実験の結果から、脳科学者や心理学者の間では、体の動きを感じて意識が働き出す考えが、現代では常識になっています。