日本人は不安遺伝子を持つ人が多くいるため、自己肯定感の低い人が多いです。
現代社会において不安に感じる原因が増えているだけでなく、人から褒められたり感謝されたりする機会が減っており、自己肯定感を上げるきっかけを奪う環境が少なくありません。
当然ですが、自己肯定感が下がると行動する意欲を失います。
ここでは10秒でできる自己肯定感を上げる方法を紹介します。
自分に理解を促す合いの手を入れる
これは、自己否定癖のある人に有効な方法です。
ダメ出しをしている自分に気づいたら「分かる、分かる」と合いの手を入れましょう。
これにより気分が楽になります。
自分が理解され、受け入れられていると感じることは、精神的な幸福感を向上させることがあります。
ポジティブな自己評価が増えることで、自己肯定感が向上します。
自分で肩を叩き褒める
「認められたい」「自分なりの頑張りを認めて欲しい」など、承認欲求が強いモチベーションになっている場合、自分の評価を他人任せにしていると、中々認めてもらえず自己肯定感が下がってしまいます。
こんな時は、まず自分で自分に「頑張っているね」など声がけをして認めてあげます。
「手で反対の肩を叩いたり、頭を撫でる」など、実際に体や声を出すことで効果が高まります。
美味しいものを食べた瞬間を思い出す
考えすぎで中々行動できないと言うときは、頭だけで考えていて、五感が活用されていない傾向があります。
考えすぎて頭でっかちになっている人は五感を使う訓練をして下さい。
美味しいものを食べた瞬間を、出来るだけ具体的に思い浮かべるのが効果的です。
この行動は「食べた時の映像(視覚)、味(味覚)、感触(触覚)、匂い(嗅覚)、音(聴覚)」を総動員します。
食べ物は感情や思い出と深く関連しており、美味しい食事を楽しむことは喜びや満足感を提供します。
これを続けると徐々に行動できる可能性が増えるため、自己肯定感が向上することがあります。
口角を1ミリ上げる
思い通りにいかない時や、嫌なことは誰にでもありあます。
必要以上に引きずると自己肯定感が下がります。
そんな時は、口角を少しだけ上げて見ましょう。
口角を上げること、つまり微笑むことは、自己肯定感の増加に一時的に寄与することがあります。
表情と気持ちは連動しているので、口角を上げるだけでも気分が上がります。
自己肯定感は、自己評価や自己認識に影響を与える要因が複雑であり、一つの行動だけで完全に変えることは難しいため、一時的な改善として考えましょう。
上を見て大きく伸びをする
疲れている状態が続くと、自己肯定感が下がる原因になります。
人は疲れてくると、視線が下がり、背筋が曲がるなど身体的に閉じた状態になりやすいです。
これを開いた状態にすることで、一時的に疲れを取り除くことができます。
気持ちと体は相互に影響し合うので、体が解放されればそれに準じて気持ちも解放されます。
良い姿勢を保つことは、脳内化学物質の放出を促し、気持ちを明るくすることがあります。
同様に、ポジティブな気持ちを持つことは、姿勢や身体の緊張を和らげるのに役立つことがあります。