自己啓発本を漁る様に読む人がいますが、自己啓発本というのは、実用書というよりはビジネスモデルの一環で、稼いだもん勝ちの荒い金儲けです。
それを理解して娯楽として読むのは良いのですが、まともに仕事に役立てようと考えているのであれば、正直あまり意味がありません。
自己啓発ビジネスの内容は多くの場合、まともなビジネスシーンで役に立たない事がほとんどです。
自己啓発は固有のビジネスモデル
巷に溢れている自己啓発関連の本は、著者の体験談だけの内輪話で再現性がありません。
大量に読んだとしても、著者の人生と、自分の人生が同じである確率は極めて低く、同じなら本を読む前に何かの起因で行動や成功している可能性が高いです。
自己啓発本を読むのが好きな人は、下記の様な悪循環サイクルを繰り返して完全にコレクター化しています。
- やる気が出ないから自己啓発本を読んでみる
- 読んだけど実践しない
- 読んでみたけど継続しない
- 実践や継続しないので結果が出ない
- 結果が出ないので自分に合っていなかったと思い別の書籍を読む
- しばらくして1に戻る
次から次へと自己啓発本を購入している人は完全に思考停止して、ビジネスモデルにハマっているので冷静になった方が良いでしょう。
どうしても自己啓発本が読みたいのであれば、アルフレッド・アドラーとデール・カーネギーの書籍が役に立ちます。
「嫌われる勇気」と「人を動かす」の2冊だけで十分です。
栄養と睡眠を取る
本を読むことは、精神を整えるのに役に立つので非常に重要です。
なので適切な本を選び定期的に読むことはおすすめします。
しかし、自己啓発本を読み漁るくらいであれば「しっかり栄養を取る事と十分な睡眠を取る」方が圧倒的に効果的です。
栄養
基本的に現代人は摂取している栄養素が偏っているため、必要な栄養が足りていない場合が多いです。
加工食品、砂糖、精製された炭水化物を多く含む食事は、健康のための持続的なエネルギーを作り出すのに必要な微量栄養素(ビタミン、ミネラルなど)を欠いているのが一般的です。
(米国農務省の食品成分データの追跡調査から、多くの地域の土壌で重要な栄養素が枯渇していることが示唆されており、一部の食品は過去に比べてエネルギーを支える栄養素の含有量が低下している可能性があります。)
倦怠感は、栄養の偏りだけでなく、ストレス、安眠不足、貧血、自己免疫疾患、睡眠時無呼吸症候群、うつ病、その他様々な病気の可能性がある症状であることがあります。
疲労の原因には様々な要因があるため、医療機関で個々の状況を確認することが重要です。
活力あるエネルギーを維持するには、栄養不足に対処し、本物の食材を使ったバランスのよい食事を心がけることが大切です。
疲れが溜まってくると、ついカフェインや甘いお菓子に手が伸びてしまうかもしれませんが、効果的にエネルギーを補給する方法があります。
疲れを感じた時、間食でエネルギー補給をしている人は、マルチビタミンを摂取してみてください。
マルチビタミン Gaspari Anavite アナバイトの効果とレビュー
睡眠
睡眠も同様で、OECDの調査でも明らかになっていますが、日本人は圧倒的に睡眠不足です。
睡眠不足は、感情を処理する扁桃体と、衝動を制御し意思決定を行う前頭前野の接続を妨げるため、睡眠不足は感情の反応性を高めることに密接に関係しています。
つまり、睡眠不足が続くと、不機嫌になり、すぐに怒り出し、軽蔑されたことに敏感になったり、普段なら気にしないような日常の些細なことにも、より衝動的に反応してしまうようになるのです。
睡眠の重要性
睡眠によって、身体と脳はエネルギーを補給し、重要な修復を行うことが知られています。
睡眠は万人に必要なものですが、科学的にも解明されていないことがたくさんあります。
記憶の定着、情報処理、身体の成長、筋肉の修復など、数え切れないほどのプロセスが睡眠中に起きていると研究されています。
また、睡眠は免疫システムを強化し、身体が病気と闘うために不可欠なものです。
また、睡眠の乱れは、気分の落ち込みや不安の増大、ストレスの増大と密接に関係しています。
睡眠不足が原因でストレスが急増したり、感情が爆発したりすることは、ほとんどの人が経験していることで、うつ病やADHD、不安に関連した睡眠障害が数ヶ月から数年続く人も少なくありません。
残念な事に、睡眠の問題と精神的な健康の悪化は互いに強化し合う傾向があり、克服するためには専門家の助けが必要になります。
早期に問題を発見し、意図的に対策を講じることが、このサイクルを断ち切るための最良の方法であることが多いです。
良い睡眠をとるには
睡眠衛生に関する一般的なアドバイスは、多くの寝付きの悪い人に大きな助けとなります。
- 寝室は涼しく、暗くする
- ベッドは性生活と睡眠のためだけに使用する
- 午後の12時以降はカフェインを控える
- メラトニンを抑制するブルーライトは、睡眠時間を平均10分遅らせます
- 成人の61%が経験ありと答えている、テレビの前で眠ってしまうのも問題です
画面の光はまぶたを透過するため、脳は光にさらされたままです。
この現象は、深い眠りによるリフレッシュを妨げます。
睡眠は体と心の両方を整えるもので、質と量を高めると、自ずと健康状態や精神状態がクリアになるのが意識できるはずです。