攻撃的な人というのは、暴力を振るったり、面と向かって暴言を吐いたりと、怒りや敵意をむき出しにする人ばかりではありません。
陰湿に相手を痛めつけることで、自らの攻撃欲求を満たそうとする人たちもいます。
その方が相手に精神的に与えるダメージが大きいからです。
「攻撃的でやばい人なんてすぐに見分けがつきそうだ!」と考えがちですが、やり方は実に巧妙であるがゆえ、周りからは攻撃性が見えにくいのです。
攻撃欲の強い人から身を守るには、彼らにはどんな特徴があるか見ていく必要があります。
具体的な特徴をまとめたので、1つずつ見ていきましょう。
1.真の意図が見えにくい
攻撃的な人は、自分の本質的な意図を巧妙に隠します。
たとえば、「あなたのためを思って」などの言葉で支配欲を覆い隠し、本質的な欲求を見え辛くしてます。
こういう人の究極的な目標は支配そのものであり、他人のことなど考慮せず、自分の思い通りに決められる居心地のいい状態を維持すべく策を弄するので、「〇〇をこうしたい」という本質的な意図は巧妙に隠蔽します。
例えば
- 「あなたに気づいて欲しい」
- 「あなたが仕事ができるようになってほしいので助言している」
- 「あなたのためを思って言っている」
と言った言葉で、攻撃性や支配欲求を覆い隠そうとするので、意図を見抜くのが非常に難しいのです。
時には言っている自分自身でも、悪意に気づいていないこともあります。
これは自己愛が強すぎるが故に自分は心優しい善人だと本気で思い込んでいます。無意識の偽善者ということになりますが、自己陶酔の塊のような人間は一定数存在します。
攻撃する対象として選ばれやすいのが、相手の欲望をできるだけ満たすような人であることも意図を見破る事を困難にしています。
本当に親切な人や大人しい人はいつの世も少ないものです。
2.他人の幸せを壊したい
他人の成功や幸福を許せず、破壊しようとするタイプもいます。
「あいつ、調子に乗ってんな〜」誰もが一度は感じたことのある心の声。この声が「破壊スイッチ」になってしまう人もいるのです。
まるでゲームの悪役キャラのように、他人の幸せな城を崩したくてうずうずしたいわけです。
動機は実にバラエティ豊か。損得勘定でやってくる計算高い人もいれば、「なんとなく」で突っ込んでくるポンコツミサイル型の人もいます。
前者は交渉次第で平和条約を結べますが(Win-Winの関係を築けばOK)、後者は愉快犯なので非常に厄介ですね。
特に要注意なのが、何の利害関係もないのに相手を打ちのめし、相手がやっていることを台無しにしたり、人格までも破壊しようとするタイプです。
悪意を隠して「今日も誰かの人生をメチャメチャにしよう♪」と朝から張り切られても困りますよね。
純粋な嫉妬や破壊衝動に突き動かされている場合は厄介です。にっこり笑い背後から急所を狙ってきたり、自分でも気づかないうちに「私って素敵な人!」と思いながら毒を振りまいていたりします。
こういうタイプの人とは距離感に気をつけましょう。適度な社会的距離を保つのが、平和な人生を送るコツです。
3.他人の不幸が好き
シンプルに他人の不幸が好きな人間は一定数存在します。
スポーツ観戦中、ライバルチームが痛恨のミスを犯した瞬間。「よしっ!」という心の声を完全否定できる人、正直いるでしょうか?
自分社会的地位アップの裏技として、「他人の評価を下げる」という荒技があります。
誰かが失敗して面目を失い、社会的地位を失っているのを見ると、自分には何の負担もなく、地位が上がったような満足感が得られるのです。
これが高じると、「他人を引きずり下ろして自分の踏み台にしよう作戦」を始める人が出てきます。
攻撃的な人が他人を攻撃して無価値化しようとしたり、他人を蹴落とそうとするのはこのためです。
ただし、誰もが認める「いい人」が不幸に見舞われた時は、むしろ胸が痛みます。
これが何故かって?私たちの心の中で「攻撃性」「対抗意識」「正義感」という三つの倫理観が、せめぎ合いのバランスを保っているからです。
この三つの倫理観がバランスよく働いていれば、他人の不幸に満足することはないです。
4.自分が攻撃されるまで見抜けない
自分の近くにいる人間の攻撃を見抜くことは、実はとても難しいです。攻撃の達人はステルス戦闘機のように、レーダーに映りません。
化けの皮なんてすぐ剥がれると思っているかもしれませんが、実際には自分が攻撃を受けていることにさえ気づかない人が多いのが現実です。
他人がターゲットになっている場合、見抜くのは簡単でも、自分がターゲットになると急に目が曇ってしまいます。
厄介なことに攻撃欲求が高い人は、攻撃していることを周囲に気付かれないよう隠蔽するのが上手い事が多いです。
例えば歯の浮くような美辞麗句だったり、誰の前でも安心して愚痴を言ってみたり、何か相談を持ちかけた結果に攻撃してくる、などその技は多彩です。
気づいた時には、もう手遅れ…なんてこともあります。虚偽に真実を織り交ぜて、誠実さと計算高さを使い分け、周りの人々を混乱させるショーを繰り広げます。
こういう人は、嫌な二面性があるのでどういう人間かが分かりに難く、二面性がある場合、不思議なことに多くの人は「いい所だけ」しか見えなくなります。
このように相手を直接攻撃するわけではなく、遠回しに打ちのめしてくるタイプから身を守ることはかなり難しいです。
攻撃的な人の行動や態度には一般的にいくつかの特徴が認められています。それが危険のサインだということも知っておいて下さい。
最も、騙されないように警戒しすぎるあまり、用心深くなりすぎて誰でも疑ってかかるのは、自分の人間関係を悪くしかねないので気を付けましょう。
適度な警戒心を持ちつつ、健全な人間関係を育てていきましょう。
5.相手を貶め無価値化する
完璧を追い求める「あら探しマスター」が攻撃してくる事が多々あります。
完璧主義者の裏側には、実は「私こそが至高の存在」という密かな自負が隠れています。自分が誰よりもよく知っており、誰よりもうまくやれるということを誇示しのです。
こういった姑のようなことをするのは、自分がすべてを支配してたいからです。
最も現実的にこれはできないので、他人のちょっとした弱点や過失などを指摘し自分の力を見せつけようとするわけです。
仮に、あなたがうまくやれたとしたとしても、些細なことで難癖をつけて気持ちを挫くような事もしてくるでしょう。
例えば、あなたが大型契約を決めて意気揚々と報告したとしましょう。すると…「まあ、コスパは悪いけどね」はい、出ました!典型的な「水差し名人」の一言です。
一見すると経営的な指摘にも聞こえますが、これを続けられると、仕事への意欲をを失っていくものです。
こういう手合いの人は結構多く、とにかく全てを否定する「完璧主義上司」のせいで、すっかり自信とやる気を失くしてしまった、という人は少なくありません。これは完璧を求めているのではなく、単なる「批判中毒」の可能性が高いです。
厄介なのが、こういうタイプの人は自分が過去に出した指示さえ否定することがある事です。
「先週言ったこと?そんなこと言った覚えはないな」という具合にです。論理的な人からすると、キチガイの様にさえ見えるでしょう。
6.困難や不安を意図的に作り出す
自分の能力、知識、経験を誇示するために、簡単な選択肢を排除して、複雑で面倒なことを押し付ける人がいます。
まるでジャズの即興演奏のように、簡単な道は避けて通り、わざわざ複雑な迷路のような道を選んでいく。しかも、迷路で皆が迷子になっても、自分が間違っていることは決して認めません。なぜって、自分の「完璧な判断力」という万能感を守りたいからです。
自分が間違っていない事を示すため、他人が無知であるとか経験不足である事を殊更強調します。
もし誰かが「もっと簡単な方法があるのでは?」と提案しようものなら、「まあ、経験が浅いとそう思うかもしれませんねぇ」。
はい出ました。典型的な「私は経験豊富」アピールです。
この行動は、自分自身の優位性を周囲に認めさせたいからです。
でも、本当の実力者って、複雑なことをシンプルに説明できるものですよね。
こういった人たちの背中には「認められたい」という切実な承認欲求が隠れています。でも、回り道ばかりしているので、目的地にたどり着くのが大変そうですね。
7.全てを支配しようとする
うまく機能しているシステムをわざわざ壊して、あえて自分のやり方を導入する、支配者という名の三流芸術家がいます。
「なぜ変える必要が?」なんて野暮な質問はご無用。これは芸術なんです。問題が起こってもそれを変えようとしないのは、全てを支配したいという欲望に突き動かされているからです。
厄介なことに、もし役職を手に入れたら…狂乱の「独裁者スターターキット」の始まりです。
ここからが本題。
この結果どうなるか、周囲に無能なイエスマンばかりが集まる事になりやすいのです。これが何故かと言えば、本人が無能に取り囲まれているのを喜ぶからです。
まさか!?と思うかもしれませんが、全てを支配したいという欲望からすれば当然です。
仕事ができない人間の分だけ自分がしゃかりきに働くことによって、自分の有能さを見せつけることができます。自分がいないと何もできないという印象を与えることによって、自身の存在意義を強調することができるのです。
自分の地位が脅かされる危険もなく、何か問題が起きても「周りが無能だから」で片付きます。まさに一石二鳥、便利でしょう?
能力のある部下がいないということは、自分の椅子が奪われる心配もないということ。完璧な要塞の完成です!
無能のイエスマンを集めた要塞を築けば、影に隠れて操作できるので、すべてを支配したいという欲望を満たすことができます。
これを続けていると、企業なり組織なりは状況が悪くなってしまうでしょうが、そんなことは彼らには関係ありません。
支配者にとって一番大切なことはただ一つ。自分が思い通りにできるかどうかだからです。
こうして誰にも邪魔されず支配欲を満たす組織が出来るわけですが、「この方法で作られた組織は、賞味期限が短いです。腐敗が早く、崩壊までの時間は予想以上に短いかもしれません」。
8.権力欲を行使したい
支配欲の強い人が権力を行使できる立場にいると、自分自身の支配欲を満足させるために、他人を屈服させるような行動をとります。
権力はかなりクセになる味のようです。一度その味を覚えてしまうと、まるでポテトチップスのように「やめられない、とまらない」状態になります。
人が権力を手にすると、なぜかその力を「試してみたく」なってしまう。まるで新しいおもちゃを手に入れた子供のように「ちょっと使ってみようかな」が、いつの間にか「思いっきり使ってやろう!」に変わっていきます。
こういった事例は枚挙にいとまがなく、メディアに取り上げられる問題が後を経たないのはこのためです。
職場だけではなく、学校や病院など、ハラスメントを行う人はどこにでもいます。
権力を持つ立場になると、その権力を好き勝手に行使するようになる傾向は、人間の歴史でも数多く実証されているので、それを制するために法律があるのです。
9.一緒にいると疲れる独特のパターン
「なんだか疲れた…」そう感じることって、ありますよね。でも、それって本当に単なる疲れでしょうか?それとも「エネルギー吸引器」に会ったせいでしょうか?
「エネルギー吸引器」を見分けるのは決して簡単ではありません。
実は、この「エネルギーを奪う人」を見分けるの、結構むずかしいんですが、対人関係に独特のパターンが存在しているので、知っておくと早めに気づき、ターゲットにされることから逃れる事ができるかもしれません。
まず一番に言えるのは、しばらくこの人たちと過ごした後は、なぜか妙に重苦しい気分になる事です。まるで、スマートフォンのバッテリーが急激に減っていくような感覚で「何もしてないのに、なんでこんなに疲れてるの?」という感じです。
彼らは、なんでも貶して僻む傾向が強いので、徒労感や空虚感を覚えることさえあります。
禅寺での修行なら、「心が枯れていく感じ」も悟りへの道かもしれませんが、普通の日常生活では、ちょっと困りものですよね。
普通に生活していると、自分が感じている疲労感は一緒にいた人物の影響なのか、それともただの疲労なのか、過労なのか、歳のせいかなのか、と考えてしまいがちです。
では、どうやって判断すればいいのでしょうか?
一番手っ取り早く判断するには、比較して下さい。
疲れると感じた人と会った後、信頼できる友人や家族と過ごしてみてください。もし通常の人間関係では感じない混乱や疲労感があったなら、それは「エネルギー吸引器」に会った証です。
私の経験では、こういう人との接触後は不思議とトラブルに巻き込まれやすい。まるで、運気が下がった感じがします。
最初は分からないかもしれませんが、言動が変わっているので注意深く観察していれば徐々に分かるようになります。その人特有の「エネルギー減少フィールド」が、あなたをぐったり衰弱するような感じにします。
自分の心身の反応が最高のセンサーです。疲れすぎる関係は、心とカラダが教えてくれているのかもしれません。
10.罪悪感を抱かせる
「相手に罪悪感を植え付けるマジック」を使う奇術師がいます。
これは、相手の心に「私が悪いんだ」という気持ちを忍び込ませる、とても巧妙な心理テクニックです。この達人たちは、まるでプロの手品師のように、あなたの心を巧みに操ろうとします。
彼らには特有の言い回しがあります。例えば、
- 「もっと気をつけていればこんなことにはならなかった。」(翻訳:あなたの不注意が全ての元凶です)
- 「もっと疑ってみるべきだった。」(翻訳:私の行動の責任は、実はあなたなんです)
- 「そんなことはみんな知っているでしょ?」(翻訳:あなたの無知が問題なんです)
という風に相手の不注意や無知のせいにするのが上手いのです。間違ったことをしたのは自分ですが、それを仕向けたのは相手だという風な言い方をします。
相手に罪悪感を抱かせることによって反撃させないようにしているのです。
ちなみにこういった人たちは、会話に策を練っているようで、社会で一般的に認められている「正しさ」や「一般論」を振りかざします。
「愛があるからこそ厳しくするの」(見苦しい言い訳ですね)
「文句を言う人って、だいたいその人が悪いのよ」(批判する人を批判する、なんとも芸術的な技)
一つ一つを見ればそれほど珍しくもないですが、これらを頻繁に使う人には要注意です。こういう言い方を多用する人が攻撃欲や支配欲を抱いていることは珍しくありません。
こういった言い回しを用いるのは、自分自身が罪悪感に苛まれないようにするためです。自分自身の中にある「悪」を否定して、相手に投影し責任転嫁するわけです。
彼らの「振る舞い」を見抜く目を養うことが、あなたの心を守る最強の護符になります。
11.被害者面が得意
相手に罪悪感を抱かせる最も有効なことは、自分が被害者のふりをすることです。そうすれば自分の責任は全て否定できます。
攻撃欲の強い人は逃げるのが上手く、巧妙に話をそらせたり論点をすり替える「逃げの達人」です。
仮に相手が質問をしても、まるでボクシングのチャンピオンのようにかわし続けます。
時にはその質問とは別のことであなたを攻撃し、さらに混乱させます。
多くの場合、質問にはちゃんと答えず、はぐらかします。問いかけても会話を絶妙に噛み合わせないので、暖簾に腕押しでしょう。
彼らの最高傑作が「私は誰も責めてないし、攻撃してませんよ?」と開き直る事です。
自分が攻撃している事を悟らせないために、自分は責めているわけでもないし、攻撃しているわけでもないと否定しながらターゲットを身動きできない状態に追い込んでいくわけです。
これは高度な「心理的手品」ですが、手品と違うのは、観客が楽しめず、観客(被害者)は混乱と疲労でへとへとになる事です。
12.嫌がらせの目的を見極める
攻撃的な人に遭遇すると、また同じような人がいるのではないか?と疑心暗鬼になって心を許すことができなくなります。
そんな経験をすると、新しい出会いでも「もしかして、この人も」という小さな不安が顔を覗かせます。親密な関係を築くチャンスも、知らず知らずのうちに遠ざけてしまいます。
相手の本質を見極めることは大切です。
破壊欲や支配欲という欲望を満たすために攻撃的になっているのか、単なる利害関係なのか、それとももっと根深い感情からくる行動なのか。
利害が絡んでいることが分かれば対処のしようがありますが、羨望、つまり純粋に他人の幸せが許せない人や、ただ壊したいという衝動に駆られる人もいます。
こういう人間はどうすることもできないので、確実に距離をとる事が最も賢明な選択になります。自分の心の平安を守ることが何より大切です。
13.破壊者を見破る方法
人間関係の中で起きる不思議な現象について、少し観察してみましょう。
特に「エネルギー吸引器」のような人がそばにいる時、私たちの心と体はどんな反応を示すか、知っておくことが必要です。
こういう人が周囲にいると、一体どんな反応が生じるかを反応は大きく分けて二つに分けられます。
まず、あなた自身がターゲットになった時のサインを見てみましょう。
- 急に気力がなくなることがある
- 「私が悪いのかも」という罪悪感に苛まれたり悪寒が募ったりする
- 突然自信をなくすことがある
- 時々エネルギーが流出したような感覚がある
- どんなに話し合っても、壁に向かって話しているような徒労感
- 相手の言動にモヤモヤした霧がかかったような曖昧さ
- やっていることが言っていることと乖離しているように感じる
- その人がいるだけで、体調メーターが下がっていく
5つ以上当てはまれば注意信号です。問題のある人がいる可能性が高いので、出来る限り安全な距離を保つことをお勧めします。
自分が完全に相手のテリトリー内にいて適切な判断が出来ない場合、自分に対して第三者の観察を求めて下さい。
次に、自分がターゲットにされていなくても、周囲で誰かがターゲットになっている時の職場の雰囲気を見ていきます。
- 重い空気が漂っている特有の重苦しさ
- トラブルや不安が次々と湧き出てくる
- 体調不良者の増加
- 沈滞ムード、元気のない表情が目立つ
- 疲弊、みんなが疲れ切った様子
このような反応が周囲に起こっていれば、攻撃欲の強い人が周りにいて誰かをターゲットに行動しているかも知れないと警戒すべきです。
特に注意すべきは、こういう人々は自分の正しさを確信しているということです。まるで鏡を持たない人のように、自分を振り返ろうなどという殊勝なことは絶対にしません。
つにね、自分が常に正しく、相手が間違っていると思い込んでいます。
残念ながら、他人を変えることは、砂漠に花を咲かせるよりも難しいことです。相手を変えようとするのは得策ではありません。できるだけ距離を取り、自分の心身を守ることが最優先です。
まとめ
世の中には、罵声や暴言という「古典的な攻撃」ではなく、ニンジャのように静かに忍び寄って心を切り裂く人達がいます。
彼らの目的は何か?と考えるのは時間の無駄で、ただの自己満足と支配欲という、なんとも下品なディナーを満喫することです。
他人の幸せにちょっかいを出すのが趣味な人には2つのタイプがいます。
損得勘定でやる「ビジネス型破壊者」と、純粋に趣味でやる「アーティスト型破壊者」です。特に後者とは、美術館で絵画を眺めるように、遠くから観賞するのがベストです。
他にも、他人の不幸を見て「あら、素敵!」と喜ぶ人がいます。まるで他人を踏み台にして自分の椅子を高くしようとする、社会版「王様ゲーム」のプレイヤーです。
こういった人々を見抜くのは難しいもので、特に自分がターゲットになると茹でガエルのように、じわじわと状況が悪化していることに気付きにくいのも厄介です。
対策としては、こういった人と会った後の自分の気分を「心の体温計」として使うことをお勧めします。
疲れ、重苦しさ、不安など、心の風邪のような症状が出たら要注意です。
こういう人たちを変えようとするのは、氷山を電子レンジで溶かそうとするくらい効果がありません。
だからこそ、安全な距離を保ち、自己防衛に努めることが何より大切なのです。