睡眠前のアドバイスといえば、寝る前のスマホ禁止、午後からのカフェイン摂取制限、夜の食事制限など、止めさせるものが多く、義務感を感じてしまいがちです。
しかし、発想を転換してみましょう。
お気に入りの活動の時間と睡眠習慣を結びつければ、寝る時間が待ち遠しくなります。
ここ数年、日々のルーティンを楽しむ「ロマンシング・ユア・ライフ」という考え方がソーシャルメディアで注目を集めています。
これは睡眠において、心地よいマットレスにクッションをプラスする以上の工夫が求められます。
お気に入りの趣味を夜の時間に限定し、自然とスマホを手放し夜を満喫できるようになるはずです。
退屈なスクロールをやめて楽しい時間に
寝る前についやってしまうSNSのチェックをやめて読書をするのは理にかなっていますが、実際に行動に移すのは難しいでしょう。
スマホの興味を引くコンテンツやブルーライトの影響で、つい時間を費やしすぎてしまいます。
お気に入りであり、穏やかな趣味を寝る前のひとときだけに取っておくことで、夜のルーティンが楽しみになります。
例えば、本の一章を読み終えたり、新しいフェイスマスクを試したり、ブラックフライデーで買ったレゴブロックを組み立てたりする時間です。
スマホが色あせて見えます。眠りを妨げるSNSチェックではなく、好きなことをして眠りにつく準備ができます。
自分に合った夜の過ごし方
リラックスできそうだからという理由ではなく、自分が本当に楽しめる活動を選ぶことが大切です。
塗り絵は穏やかかもしれませんが、筆を持つのが億劫なら、スマホを手放す気にはならないでしょう。
睡眠に良いことも大切ですが、楽しさがないとこの習慣は続きません。
もちろん、新しいことに挑戦してみるのも良いです。
ずっと興味を持っていたカリグラフィーは、夜の時間を楽しむのにぴったりかもしれません。しかし、数週間試してみて合わなければ、諦めて別の趣味を探せばいいのです。
軽い運動も睡眠に効果的なので、ヨガやピラティスを試してみるのも良いでしょう。
マインドフルメディテーションと軽いストレッチを組み合わせれば、心身ともにリラックスできます。
ただし、たとえリラックスできそうに見えても、興奮させるような活動は避けてください。
寝る前の読書はよく勧められますが、スリリングな小説に夢中になってしまっては逆効果です。
数独は脳を休めるのに役立ちますが、クロスワードが眠りを妨げるなら、数字遊びの方が良いでしょう。
自分に合った方法を見つけることが何より大切です。
眠りへと誘う「ベッドタイムボックス」
「ベッドタイムボックス」を使うことで、リラックスできる活動が特別なものになり、スマホを手放す習慣がつくきます。
元々、子どもの睡眠習慣のために考案されたものですが、夜の時間を充実させたい人にも役立ちます。
ベッドタイムボックスには、寝る前のルーティンに必要なものが全て収められています。
お気に入りの趣味に必要な道具などを入れておきます。
ボックスに手を伸ばすことで、眠る準備を始めたという合図になります。
ヨガマットやスケッチブック、読みかけの本を探す手間が省けるだけでなく、習慣化を後押ししてくれます。
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