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面倒臭い、調べれば分かる事を聞いてくる人の心理

2023年6月30日

職場や学校、世の中どんな所でも調べれば分かるようなを聞いてくる人は多いです。

世の中には、相手から得られる情報ではなく、会話を求めているかまってちゃんも多く、実際、「狭いエリアでの売り場への行き方」や、「勉強での問題の解き方」など少しも調べないで聞いてくる人は後を経ちません。

この記事では、この人たちはどういった心理をしているのか?というまとめになります。

喋る事が目的

調べずに質問してくる人は、会話そのものが目的である場合が高いです。

かまって欲しい人も同様で、他人の注意を引こうとする方法や行動に繋がります。

孤独感

孤独感が強いのにプライベートで人と接していないと、日常的に孤独を感じている人がいます。

さらに、他人の関心や関わりがないと、自己肯定感や安心感が低下し、孤独を感じることがあります。

孤独に対する耐性の無さを他人との会話で埋めようとするのです。

かまってちゃんに多いのがこれで、孤独感を感じやすい傾向がある人は、とにかく話をしたり聞いたりする傾向が強いです。

自己価値感に対する不安

自己の価値感に不安を抱いている人は一定数存在します。

他人の関心や態度を通じて、自分が価値のある存在であるかどうかを確認したり、補強したりしようとします。

じゃべるというのはお手軽な行動なので、しゃべって自己価値を補強しようとしますが、一番効果的な対策は成功体験なので、その場しのぎの会話ではなく、根本的な自発行動を心がけましょう。

注目と承認欲求

構って欲しい人は、他人からの注目や承認を求める傾向があります。

そのため、自身に注目を集めて存在を認識させるために、手当たり次第にしゃべっていることがあります。

自分が存在し、重要であることを他人に認めてもらいたいと思っているのです。

EQ|感情の予測

他人の気持ちを予測することは、エモーショナル・インテリジェンス(EQ)と呼ばれる心の知能指数の一部です。

このスキルは、練習すれば誰でも身につけることができます。

裏を返すと、練習したり経験したりしないとそれほど上達しないのです。

相手を理解することに長けている人は、相手の気持ちを想像することができます。

「あんなことを言ったら、あの人は嫌な思いをするだろう」。

相手の反応に共感することもできます。

「ああ…あの人が怒るのもよくわかる。 当たり前だよね」。

他人がどのように感じ、行動し、反応するかを理解することで、より良い人間関係を築くことができるのです。

構って欲しい人は、他人に自分の存在や感情を気づいてもらいたいという欲求を持っており、他人の反応や共感を通じて、自分が大切にされていることを実感しようとします。

自分を見ている

相手との距離を測る上で大切なのは「見ることと聞くこと」です。

調べれば分かる事を頻繁に聞いてくる人は、相手を見るのではなく自分を見ています。

こういった人たちは相手の目を通して自分を見ることに愉悦を感じているのです。(写真を嫌がる人の心理と逆)

原理主義的な考えや、強い先入観を持っている人など顕著ですが、相手を見ず自分を見ています。

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参考写真やカメラを嫌がる心理

他人の目を通して自分を意識 人はカメラを向けられると「他人の目」を意識します。 それと同時に「他人の目を通した自分」も強く意識させられます。 社会学者チャールズ・クーリーは、これを「鏡映的自己」と呼び ...

潜在的に、他人に自分の存在や感情を気づいてもらいたいという欲求を持っています。

他人の反応や共感を通じて、自分が大切にされていることを実感しようと試みているのです。

改善|聞くことで改善される

人を理解するのが上手な人は、たいてい聞き上手です。

調査によると、本質的な聞き上手な人ほど、話している人とのつながりを感じているようです。

これにより、絆や親近感が生まれます。

聞き上手の勘違い

多くの人は、自分自身を「聞き上手」と評価しています。

なぜなら、聞くことはとてもシンプルで基本的なことだからです。

実際は自分の言いたいことを考えるのに精一杯で、思うように話を聞けていないことが多いのではないでしょうか。

ここでは、聞き上手になるための方法を紹介します。

他人がどのように感じるかを理解すれば、その人との付き合い方の指針になります。

日常会話の中で、よく聞く(傾聴の)練習をする

まず相手の話に注意を払います。

話を聞きながら、話すことよりも聞くことの方が重要だと考えるように訓練しましょう。

傾聴は非常に疲れる行為なので適度な休息を取りましょう。

話だけでなく、感情にも耳を傾ける。

友達が何かを話してくれたら、その人がどう感じたかを想像してみましょう。

友人の経験を理解しようとしていることを示すために、次のような発言をしてみましょう。

「おお、それは素晴らしいですね!」や 「それはとてもお困りでしょう。」そうすると、相手との距離感が縮まり、より「同調」できることに気づくでしょう。

友人が次に何を言うか予測できるようになるかもしれません。

誰かの話を深く聞く時間をとる

友人や家族に、人生の特別な時期についてインタビューしてみましょう。

例えば、両親に結婚式の日のことを聞いたり、祖父母に初めて子供が生まれたときのことを聞いたりしてみましょう。

その時の様子を想像してみてください。彼らがどのように感じたのか、なぜそう感じたのか、詳しく話してもらいましょう。

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