何か「テーマを考えるのは簡単」と思ったあなた、それは幻想です。
「主題を考える」行為は、まるで暗闇の中で宝物を探すようなもの。他人が灯した松明の下で何かを見つけるのは簡単ですが、自分で火を起こし、道なき道を切り開くのはひと苦労します。
「いつか自分の主題を提供してみせる」と豪語しながらも、その「いつか」が永遠に来ない魔法の言葉になっています。
自分の主張を持ち、それを形にして発信し続けるのは意外とハードルが高いもの。だからこそ、考える力と構成力が試されるのです。
主題を考える事の難しさ
基本的に他人の主題で何かを言うのは極めて楽です。
ネットでも現実でも同じで、誰かの投げた話題に「〇〇だと思うんだけど」と乗っかるのは、カラオケで人気曲を歌うくらい簡単です。
ラジオ番組が顕著ですが、テーマをリスナーに与えて、その感想を読むと言った主題提供形式は古くから使われています。
自分から「実は最近こんなことを考えていて」と話題を提供し続けるのは、まさに作家になるようなものです。
特定の事象から閃きを得て、調べて、考えて…行動力と調査力が必要です。そして「いいね」が1つしかつかなくても続ける忍耐力が何より必要になります。
なのでSNSで文句を言う暇があれば、本当に自分で主張したい事を見出して「ブログでも動画でもなんでも、コンテンツを作成して発信すれば良いだけなのでそうして下さい」と言って終わりです。
しかし、行動しない人ほど「でも××で」とやらない理由を見つけるのが得意で、行動しませんし出来ません。その時間で記事ひとつ書けます(笑)
構成する事の難しさ
何かの構成を考えるのは比較的難しい作業です。
自分で構成を組み立てられない人は、他人の構成を正しく認識するのも難しいので、書かれている内容の流れを理解できず、空想や妄想で補おうとするあまり、会話が噛み合わなくなる「話の迷子」が生まれます。
「全体の論理性」や「話の構造」を捉えられないため、自分に都合の良い部分だけを切り取って話を展開しがちです。
これがいわゆるチェリー・ピッキングやストローマン論法と呼ばれるものに繋がり、言いたいことを言うために、無自覚に都合の良い材料だけをつまみ食いしているわけです。
例えば全体の話の構成がA+B=Cのような話の構成になっている時、認知機能や構成能力の低い人はAやBやCだけを切り取って自分の話を始めるのです。
例えば、議論の流れが 「A+B=C」 という論理構成になっているとします。しかし、認知力や構成力が不足している人は、AやBやCの一部だけを抜き出し、そこから独自の自分語りを始めてしまいます。
まるで、ジグソーパズルの1ピースだけを見て「これはきっとイルカだ!」と決めつけるようなものです。
ビジネスシーンでは、この現象が特に顕著に現れます。
会議やミーティングで、自分の言いたいことだけを延々と主張したり、否定的な意見ばかり並べたりする人が「信用ならない」と思われるのは、この能力不足が無意識のうちに伝わるからです。
会話や議論は、全体の構成を理解することが前提になります。 「話の迷子」にならないために、地図(=論理構成)をしっかり把握することが必要です。
努力と継続と改善
努力することも一種の才能で、SNSで支離滅裂な事を言っている人たちは努力する事も出来ません。
何かをするにあたって、努力出来るか否かは遺伝子レベルで決まっている部分があり、努力遺伝子がない人は努力すること自体が苦手です。
努力をする事すら出来ないので、本人としては精神的なバランスを取るためにこの様な行動を起こしています。
なのでこう言った人たちに「そんなことしてないで、自分がやるべきことを見つけて努力しなさい」と言っても努力自体が出来ないので、生きていく価値をどこかに見出そうともがき苦しんでいる可哀想な人でもあります。
改善方法
当人が改善したいのであれば、まず他人の事柄に一切干渉しないようにし、自分の行動に焦点を当てる事です。
そして、自分が行ったことを記録して、それを定期的に見直して行くとより良いです。
改善するにあたって行うべきプロセスは以下の通りで、これを継続する必要があります。
- 特定の事象が起きた時に、自分はどんな気持ちだったのかを振り返りましょう。
- 気持ちに気づいたら、その気持ちを数値化します。
- ストレスがかかった状況で思い浮かんだ考えやイメージを具体的に書き出します。
- その時の状況とは直接関係ないはずなのに、よく浮かぶ考えやイメージがあるかもしれません。
- ストレスを感じたときに自然に浮かんでくるイメージや考えに対して、意識的に向き合い、その意味や影響を探ります。
- アプローチした後の気持ちの変化を確認する。
ストレス時に浮かぶ考えやイメージは、無意識に形成された思い込みや過去の経験の影響を受けています。
それに気づいて意識的に向き合うことで、より適切な考え方にシフトし、ストレスを軽減することができます。
このステップは、認知行動療法(CBT)やマインドフルネスにも通じるアプローチで、「自動的に浮かぶネガティブな考えを放置せず、意識的に整理すること」で、より建設的な思考パターンを作ることが目的です。