翌日に仕事のイベントなどがある時、どうしても人は不安になりがちです。
不安がなぜ起こるのかと言えば、人間は緊張、不安、恐怖を抱いたときにノルアドレナリンが分泌され、これが不安の原因になります。
ノルアドレナリンは生死に関わるような強いストレスがかかったとき生じ、これは「闘争・逃走反応」と言われています。
ノルアドレナリンが分泌されると、脳が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、判断をどうすればいいかを瞬時にできる様になり、不安や恐怖という感情が、窮地を脱する起爆剤になります。
窮地に陥った時「さっさと行動しろ」とあなたがあなた自身を動かすように働きかけているのです。
感情を変えたい時、経験を選ぶというのが選択として正しく、これは行動を促すものです。
不安は何もしなければ増え、行動すると減る
不安になるのは、困っている時です。「そこから早く行動して脱出しなさい」というのが、不安を抱いた時の人間の生物学的な反応です。
なのでそのまま何もせずに、布団で寝ていれば不安は強くなります。この時、大体の人は「どうしよう」と思ってしまい思考停止のループに入るので行動を起こさず不安な状態が継続し、さらに不安を強化しているのです。
何もしなければ不安が解消されることはありません。
不安を解消するのは簡単で「行動すればいい」だけです。いきなり不安がゼロになることはあり得ませんが、行動すると不安は軽減され気分に変化が生じます。
ノルアドレナリンは不安を生じる原因になる反面、不安を使い行動を促してくれるガソリンでもあるのです。行動をする事でガソリンを減らしていくと、自然と気が楽になって行くはずです。
アウトプットをして自分の外の世界を変える
インプットをいくら増やしても、知識が増えただけで、外の世界になんの影響も及ぼしません。不安について調べて知識を得ても、その内容をアウトプットしない状態では、現実は全く変わらず状況は好転しません。
「話す」「書く」「行動する」など小さなアウトプットを積み上げて行くことで、不安や悩みが軽減され、自分が進むべき方向性が見えてくるはずです。
行動を意識する
「行動する」と言われると大なり小なりハードルを感じてしまうともいます。ですが、全ての行動はハードルを細分化することが可能です。行動のハードルを下げれば出来ることが見つかるはずです。
人間の悩みの大部分は対人関係です。他者に関する悩みや不安を家に持ち帰っても解決することは不可能です。人間の悩みというのは行動しながら解決して行くものです。なので相手が突然死したとかでない限り、行動しなければ何も変わりません。まずはなんでもいいので、動く、行動するという事をしましょう。
話す
「相談、カウンセリング」場合によっては叫ぶというのも話す事です。叫んでみればスカッとするでしょうし、友人と何気ないおしゃべりをしているだけでもストレスが緩和されている事があるはずです。
書く
自分の悩みをノートに書き出すだけでもストレスが吐き出されます。毎日日記をつけて見ればわかりますが、洞察力は向上するので、悩みが明確化し頭の中が整理されます。
書くというのは話すより強いアウトプットなので、続けて行うことで、間違った考えや不適切な感情を抱いていることに気づきやすくなります。
体を動かす
正直これが一番手っ取り早く効果もあるのですが、不安があるのであれば、いますぐ外に出て100メートルなり体力が続かなくなるまでの距離を全力疾走してください。
先述の通り、不安は何かをしろ!というエネルギーなので全力で体を動かせば確実に軽減や解消できます。よく定期的な運動を続けなさいといわれますが、一番いい例が運動なのです。
運動によってセロトニンが活性化するとノルアドレナリンを正常化や、脳内の鎮静化を行いリラックスしてネガティブな感情のほとんどを消し去ります。
いずれにせよ不安がある場合、ます行動してください。それが不安を取り除く1番の手がかりです。