女性が婚活を始めるとき、まず結婚相談所やお見合いパーティーのような、直接人と出会えるサービスに登録し、後からマッチングアプリのような全然出会えないサービスに登録する人がいます。
一見、興味深い現象のように見えますが意外とそうでもありません。
「最初からマッチングアプリで自由に探せばいいのでは?」と思うかもしれませんが、実はそう単純な話でも無いのです。
婚活と呼ばれる行動が必要になる女性参加者の多くは、総じて社会的に未熟な人が多く、社会的成熟度が低い傾向があります。
これは単なる偏見ではなく、彼女達のこの行動パターンが、正に「精神的な逃げ」として機能している点に注目すると、見えてくるものがあります。
自己決定の幻想
結婚相談所やお見合いパーティーは、ある程度構造化された環境で行われます。
周囲の期待や社会的規範に縛られやすく、自分の本当の願望や性格を隠してしまう可能性があります。
更に、社会経験が浅いと、他人からの助言を軽んじてしまうため、的確な助言を受けてもピンとこず、その重要性を理解できないこともあります。
自分の誤った選択を振り返らなかったり、「お節介なおばさんの戯言」と切り捨てた一言が、後々の人生を左右することにも気付けません。
一方、マッチングアプリは、「自由度が高い環境」を提供しているように見えますが、これは見せかけであり幻想です。
自分でプロフィールを作り、好みの相手を選び、好きなようにやりとりができる。選択肢が無限に広がっているように見えますが、実際にはそこに別の「見えない檻」が存在します。
アプリを精神的な逃げ道として使う人は、「自分は他の人とは違う」と思い込んでいるだけで、積極的に出会おうとはしません。ABCとグループ分け出来てしまう程度の個体差しかありません。
さらに、認知機能が低いと「自分が選び、関係性をコントロールしている」という錯覚に陥りますが、これは自由ではありません。
秘匿性と解放感のトリック
マッチングアプリは秘匿性が高いため、現実世界での婚活と異なり、社会的圧力から解放された状態で自己表現がしやすくなったように感じます。
これは、結婚相談所やお見合いパーティーでは得られない「解放感」をもたらします。
しかし、婚活に開放感は必要ありません。本質的では無い行動をしているため上手くいかないのです。
人間には自律性、有能感、関係性という3つの基本的欲求があり、心理学的に「自己決定理論」と関連付けられます。
まとめ
結論として、後発的なマッチングアプリの利用は、「より主体的に自分の人生をコントロールしたい」という逃げ場になっています。
しかし、皮肉なことに、この欲求が生まれるのは、精神的な未熟だからです。
社会経験が少なく、他者の助言を軽視する傾向がある人ほど、「自分の意志で選びたい」「誰にも縛られず自由に決めたい」と考えます。
これは一見、前向きな自己決定のように思えますが、実際には「選択すること自体が目的化している」という錯覚に陥っているケースも少なくありません。
構造化された出会いの場を窮屈に感じ、自由な環境に逃れることで「自分が主導権を握っている」と思い込みます。
これは単なる心理的なトリックでしかなく、実際には 選択肢に振り回され、決断力を失うパターンも見受けられます。
「自由にやりたい」と強く思うほど、本当の自由からは遠ざかる。 後発的なマッチングアプリの利用は、こうした未熟さゆえの自由への渇望を映し出しています。