新たな検証によれば、週に2回、30分間のウォーキングやランニングを行うことで、メンタルヘルスが向上すると報告されています。
18ヶ月間の検証は、運動とメンタルヘルスの研究者であるブレンドン・スタブス教授によって行われ、2,909人の参加者がスポーツウェアメーカーAsicsの「Movement for Mind」プログラムを8週間にわたって実施しました。
検証内容
参加者は週に2回、30分間ウォーキングまたはランニングを行い、さまざまなオーディオセッションを聴きながら、様々なメンタルヘルスの実践とテクニックに取り組みました。
各セッションは、呼吸法、マインドフルな動き、ソフロロジー、自然とのつながり、音楽、マインドフル瞑想など、異なるテーマに焦点を当てていました。
検証結果
試験開始前と試験終了後に基準となるアンケートを記入した結果、参加者のメンタルウェルビーイング(心理的な健康や幸福感)は1.08ポイント向上しました(1ポイントの差が臨床的に意味のあるものとされています)。
このプログラムは、2021年の小規模な試験で初めてAsicsによってテストされ、8週間で人々のウェルビーイングに臨床的に意味のある違いをもたらすことがわかりました。
スタブス教授は、「運動とメンタルウェルビーイングの関連性についての理解を一歩前進させるもので、少量の運動でも人々の気分を良くするのに役立つことを再確認するものです」と述べています。