心理的安全性を作るには、マネージャーから自己開示をするのが鉄則です。
職場で昇進し、人事や評価において一定の権限を持つようになると、周囲とのコミュニケーションが以前よりも少なくなるという体験は、多くの人に共通するものです。
チームメンバーにとって、心理的安全性のない状態で、権威のあるポジションの人に自ら積極的に話しかけたり、意見を述べたりすることは普通気が引けます。
相手の考えや価値観が分からない状態では、「発言が相手の気分を害したらどうしよう」「言葉が拙くて評価が下がったらどうしよう」という不安になります。
こうした不安が漂う関係では、メンバーたちは自分の意見を述べることが難しくなってしまいます。
メンバーからの自己開示が可能なのは、非常に親密な関係が築かれているか「何を話しても安心」という信頼関係が既に確立されている場合に限られます。
そうでなければ、リスクのある関係に感じられます。
マネージャーが率先して自己開示を行うことは、多くの人が納得する賢明な選択です。
マネージャーは「自分が話しかけづらい存在であること」を常に自覚する必要があります。
参考:心理的安全性 最強の教科書
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