集中したいのでスマホを見るのを控えたい!など、人は衝動的な欲求と戦わなければいけない時があります。
欲求に抗えない人は「おでこを指で連続してタップする」方法を試してみて下さい。
ニューヨークにある聖路加国際病院のウェイル氏らが、肥満傾向の被験者の食欲を抑える方法としてタッピングをする実験があります。
内容は、次の4つのアクションを比較する形式で行われました。
- 指で自分の額を30秒タッピングする×4回
- 指で自分の耳を30秒タッピングする×4回
- つま先で床を30秒トントンと叩く×4回
- 空白の壁を30秒見つめる×4回
結果、どの行動も回数を重ねるごとに一定の食欲抑制効果があったのですが、1の「指で自分の額を30秒タッピングする」が最も高い効果が得られ、1/3程度まで減退出来たそうです。
タッピングは食欲のみならず、衝動的な欲求を抑えるのに効果的なことが分かっています。
これはスマホを見たい衝動に対するアクションとしても有効です。
衝動的欲求は脳のより深い、原始的な部分から起こっているため、衝動的欲求は全て同じメカニズムに基づいています。
おでこのタッピングは脳というよりも、人間の原始的な部分に刺激を与えることになるので、タッピングをしている時はやや緊張しアクションに集中します。
すると脳の部位が機能し始めるので、欲求を司る部位の活動を抑えることに繋がります。
もっと単純に考えると、原理的に気を逸らしているのです。
スマホを見たくない時や、衝動的欲求に駆られた時は、タッピング!をしてみて下さい。