人に好かれる6つの法則

カーネギー 好感度 幸せ 心理学

人に好かれるためにやるべき6つの事

2022年1月4日

人に好かれやすい事は非常に強力なスキルです。

相手の素性すじょうやスキルが明確になっていなかったとしても仕事をする事を誘われたり、何かをする時に採用されやすくなります。

「居様の良さ」の様な持って生まれたモノだと再現は難しいですが、「◯◯氏と30分話すと誰でその人に好意を持つ」など強力な人心掌握術であったり、スキルのような手練手管は真似する事が出来ます。

デール・カーネギーの「人を動かす」と言う書籍の第2章に「人に好かれる六原則」と言うものがあります。

この本は厳密には6原則ではなく、6通りの方法を示しているだけで、全部をもれなく実施する必要がある訳ではなく、考え方としてこれらのヒントを3つほど選んで、次に相手と話すときに意図的に使用してみましょう。

本当に他の人に興味を持つ

人は、自分の言っていることに本当に興味があるのか、それとも何か下心があって興味を持っているふりをしているのかを判断する事が出来ます。

本物の人間関係を築き、より良い友情を築きたいなら、相手に本当に興味を持っていなければなりません。

自分自身に関する質問をしたり、興味をそそられる分野を見つけることで、これを示すことができます。

会話上手な人は、相手の話の中から本当に面白いものを見つけ、会話の土台を作ることをしています。

笑顔

人間は言葉だけでなく非言語的に意思を伝えることもあります。

メラビアンの法則や行動に関する統計によると、実際に話す言葉から得られるのは、私たちが意味するもののわずか7%です。

コミュニケーションにおいて私たちが伝える意味の93%は、声のトーン、顔の表情、体の姿勢、ジェスチャーによってもたらされるのです。

本物の笑顔は、相手との会話を楽しんでいる人や、話していて楽しい人に通じます。笑顔は伝染性もあり、本物の笑顔である限り、信頼を築くのに役立ちます。

名前を覚えて話す

人の名前は、その人にとってどの言語でも最も甘く最も重要な音だとされています。

人の名前は、その人個人であることを示す親密な側面です。

ある人の名前を覚えておき、会話の中で名前を言い返すことは、その人が重要で価値があることを伝えることになります。

私の例なのですが、新しい学校に通い始め、初日に廊下を歩いていた時、私は一人で、誰も私のことを知らないことに気がつき怖かったのを覚えています。

その後、廊下を歩いて校長先生に会った際、私は軽く震えていましたが、彼は笑顔で私の目を見て「〇〇さん、今日はあなたに会えてうれしいです。すぐに学校生活に馴染むといいのですが…以下省略」と言いました。

彼が私の名前を知っていたという事実は、とても力強いものだったので、何十年後の現在でもこの出会いを鮮明に覚えています。これは名前を話す力を見せてくれる良い例です。

聞き上手になる

人の話を聞くと、その人が何に興味を持っているのか、その人にとって何が重要なのかを知ることができます。

耳を傾け話を聞くということは、次に何を言おうかと考えることではなく、相手のことを本当に理解し、相手の考えがどこから来ているのかを理解しようとすることです。

相手の考えを明確にし、より多くの情報を提供するよう促す質問をすることは、相手が話していることに関心があり、より多くの話を聞きたいと思っていることを示すのに役立ちます。

相手の話を聞くために重要なのは、本質的な共感とそれに伴う理解と質問です。

自分自身について話すように勧める

会話の中で自分のことだけ話したい人は結構います。

今まで誰かと話して、あなたの話に興味をもたれていない状況に気付いたことがあるでしょうか?残念ながらよくある事です。

これは「会話ナルシシズム」と呼ばれ、相手に興味がなく、自分が話したい話題があっただけの状況です。

実際には、このタイプの人も相手に質問をしますが、彼らの動機は自分の話題に話を逸らすことです。

皆、自分のことを話したいと思っていますが、他人の話を聞いて、自分のことや興味のあることを話すように促すことは、相手を大切にしていること、そしてあなたが本当に相手に興味を持っていることを示します。

相手を大切にして、誠実に物事を行う

誠実な褒め言葉は多くのことを語ります。

会話が楽しかったことや、相手と一緒にいる事が楽しかったことを素直に話すことで、相手に価値のある存在であることを伝えます。

社会全体で、自分が誰にも価値が無いと感じている人は何百万人もいます。

もしあなたが相手に、あるがままの自分の価値を示すことができれば、あなたは友人を得やすくなります。

信頼性は重要だということを忘れないでください。誠実さが本物ではない場合、ボディランゲージはあなたを裏切るでしょうし、相手はそれを理解します。

だからこそ笑顔で目を見て、相手の価値を理解し褒めてあげましょう。

補記:伝えるときのNGワード

何かを伝えるときに使わない方がよい言葉は、強い決めつけを感じさせる「絶対」「いつも」「必ず」などです。

また、「何度も伝えているが」「繰り返し言っているが」など、今の感情に過去の出来事を加えて伝えることはやめましょう。

言われた相手はネガティブな感情を抱き、場合によっては苛立ちを感じる可能性もあります。

相互理解は、理解してほしい、あるいは尊重してほしいという気持ちの現れでもあります。相手に気持ちが伝わるように、言葉を選んで表現することを心がけると、良好な関係の維持に繋がります。


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