「この仕事は、私がいなければ回らない」「このやり方は、自分にしか分からない」 特定の業務が、まるでその人の「所有物」のようになってしまう「仕事の属人化」。 確かに、その人にしかできない高度なスキルや経験が必要な場合もありますが、多くの場合、属人化は組織にとってリスク(業務の停滞、ノウハウの喪失、不公平感など)を生み出す、いわば「困った状態」です。 意識的か無意識的かは別として、人は何故、仕事を属人化してしまうのでしょうか? ここには、人間の持つ、いくつかの心理的な要因が絡み合っています。 1. 「必要とさ ...